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アメリカ・米原子力規制委員会の警告 [状況と変動]

今まで,いくつかのメーリングリストに情報を発信してきましたが、
それを中止する事にしました。
  AW,アートスタディーズ、アート&パブリック
その理由は、私が、この原発事故に対して日本ン政府や東電に対して非常に悲観的になっているからです。

つまり、「再臨界」の危険性が高まっています(出典:『FRIDAY4/15』、『週刊現代4/16』) 。
しかも日本政府は、東京に対する対策も考えられないようなのです(出典:サンデー毎日4月17日号)。

他人が不愉快な記事を書き続けるのにも、精神的な胆力が必要であって、
これほどに悲観的になると、
あまり、その気持ちをストレートには発信できなくなります。

希望は、唯一、アメリカの米原子力規制委員会(NRC)です。

最低限のことは書きますが、
ブログでも抑制的にして、
制作や美術/芸術の話題にシフトして行きます。


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みなさま

日本の雑誌もかなり読みましたし、ユーストリームの実況も聞いて 
きました。
私がメーリングリストで発信できる精神的限界に来ているので、
暗い話は、これを最後にして、
後はブロガーにもどって、ブログだけで私的に書こうと思います。

というわけで、国内に連動して、アメリカのメディアの見解をご紹 
介して、
終わりにします。
たくさんの不快な記事を読んでくださった方々に、深く感謝します。

彦坂尚嘉

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原子炉安定化策で脅威増大も
   =支援の米専門家が指摘—NYタイムズ
時事通信 4月6日(水)18時15分配信

 【ニューヨーク時事】福島第1原発の事故について、原子炉 
安定化に向けて取られた対策がかえって脅威を増大させる恐れがあ 
るとの見通しを日本に派遣された米支援チームの専門家が指摘して 
いることが6日、分かった。ニューヨーク・タイムズ(電子 
版)が米原子力規制委員会(NRC)がまとめた内密の調査書の 
内容として報じた。
 調査書は、米専門家が日米の関係機関や東京電力などから入手し 
たデータを基に3月26日付で作成された。
 それによると、原子炉の容器が、放射能に汚染された冷却水で満 
たされることで傷み、余震によって亀裂が入りやすくなっているという。
 また、冷却で使用された海水の分子が炉心から出る放射線によっ 
て分解され、放出された水素のために炉の容器が爆発を起こす可能 
性があると警告している。容器の損傷はより深刻な放射能漏れにつ 
ながる。
 このほか、燃料棒の一部溶融や海水の塩分の堆積が冷却のための 
水の流れをどのように阻害しているかなどが詳細に報告されている。
 調査書は一方で、海水から真水による冷却に変更された過去一週 
間に、塩の一部は洗い流された可能性があるとしている。


福島第1原発、余震で水素爆発の危険 

            米規制委が指摘 

日本経済新聞
2011/4/7 0:51

 【ワシントン=共同】福島第1原発事故の対策をめぐって、米原子力規制委員会(NRC)が、原子炉が余震によって壊れたり、水素爆発が起きたりする危険性など、さまざまな問題点を指摘する内部文書をまとめていたことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が5日、報じた。

 同紙は、日本に派遣されたNRCの専門家らがまとめた3月26日付の内部文書を入手した。

 NRCは原子炉を冷やすための水の注入について「水の重さが耐震性に及ぼす影響を考慮すべきだ」と警告していることが判明。同紙にコメントした専門家によると、地震やその後の水素爆発によるダメージを考慮せずに水で満たすと、重みで原子炉格納容器のストレスが高まり、余震によって容器が破損する危険性が高まるという。

 また、NRCは原子炉内の水分が分解されてできる水素などによって水素爆発が再び起きる危険性も指摘。爆発を防ぐため、日本政府に窒素注入をアドバイスした。

 原子炉内部にたまった塩や、燃料の溶融によって、同原発1号機は水の循環が著しく妨げられており、原子炉の中には水がなくなっている可能性もあるとした。


 

反原発運動も熟知 米原子力委のヤツコ氏 

                  言動に注目集まる 

2011.4.1 20:26
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グレゴリー・ヤツコ委員長
《超次元》から《第6400次元》の人格。
彦坂尚嘉も信頼できる総合的な判断力を持つ人物。


 【ワシントン=柿内公輔】福島第1原発事故をめぐり、米原子力規制委員会(NRC)トップのグレゴリー・ヤツコ委員長(40)の言動に注目が集まっている。米原子力当局の「司令塔」として全米の原発ににらみをきかせるが、反原発派の大物議員の下で働くなど経歴も異彩を放っている。

 NRCの「顔」となったヤツコ氏は1970年、ペンシルベニア州ノリスタウンで生まれた。ウィスコンシン大で素粒子物理学の博士号を取得後、非営利団体のアメリカ科学振興協会に在籍中に、議会の科学技術政策を支援する研修生に採用されたことで政官界とコネができた。ヤツコ氏も「ユニークな経歴がその後の仕事で役に立った」と米学会誌に語っている。

 上院で原子力政策の助言に携わった後、リード上院議員(民主党)の政策アドバイザーに。同議員は、地元ネバダ州が候補に挙がる使用済み核燃料の最終処分場問題に反対するなど、強硬な反原発派として知られる。ヤツコ氏自身は多くを語っていないが、反原発運動に触れた経験が、ヒアリングを重視するNRCの方針や、ヤツコ氏がよく口にする「米国民の安全に責任を持ち続ける」という言葉に反映されているようだ。

 3月28日に訪日し、事故原因や日米一体で取り組む安全確保作業を調査。日本政府高官や東電幹部と精力的に会談し、「事故は依然深刻な状況」と警告を発する一方、「米国はあらゆる支援を行う用意がある」とメッセージを発信し続けた。

 コンビを組むエネルギー省のチュー長官の信任も厚い。米政治専門誌ポリティコ(電子版)は、「ヤツコ氏がNRC委員長を務めていること自体が、大統領の安全への強い思いの表れ」とするホワイトハウス高官の話を伝えている


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