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中国バブル間もなく崩壊―エンロン破綻の予言者が予測(校正1) [状況と変動]



東日本大震災が、世界経済に与えるだろう大きな悪化の影響については予想が経済雑誌で幾つも書かれています。

それはアラブ世界の政治変動と重なっているのですが、今回紹介したような中国経済のバブル破綻と重なると、世界経済の悪化はもっと深刻化することが予想される言えます。

ステーィブン・ローチというエール大学教授の記事(日経ビジネス2011年4月4日号)を読んで私見を申し上げれば、2007年の世界金融危機を押さえ込む事で、世界各国はすでに多額の財政出動をしていて、各国ともに膨大な財政赤字を抱えているために、今回の世界経済の悪化を押さえ込む手だては、非常に限られているのです。

こういう中で、2010年代の世界経済の悪化は、1929年の世界大恐慌と対応する大きな時代変化を作り出すだろう。つまり1929年の経済恐慌は、ガリブレイスの『断絶の時代』が指摘していたように、産業革命の新しい技術と産業の登場が蓄積された後に生じた断絶であったように、今回の世界経済の悪化もまた情報革命の新しい技術とその産業化の進展が生み出したものです。1929年の世界大恐慌が第2次世界大戦に至り着いたように、今回の近未来の世界恐慌も、世界戦争に波及するでしょうが、その波及は、アラブ革命の拡大として現れるのではないか?

つまり中国共産党政権の崩壊を未来に描きだしたいという願望が私にはあります。戦争が、従来の国家間戦争ではなくて、フェイスブックやツイッターなどの情報技術によるコミュニケーション世界網の変動が生み出す民主化の拡大が、階級革命戦争になっていく。その結果として世界の構造は、大変動になるのであって、その序曲としての2010年代をとらえたいと思います。

あらゆる予想ははずれるので、この様な予想もまた外れますが、それでも尚、この2010年代の時代変動を積極的に受け止めていく仮説として語ってみました。

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